照明はアート

照明さんって裏方だし暑そうだし力仕事多そうだしつまんなさそう、なんてイメージがあるかもしれません。暑いのと力仕事が多いのは否定しませんが、ただの裏方・つまらないなんてイメージは全力で払拭したいと思います!


照明さん自体は裏方ですが、彼らの作り出す照明は舞台上において主演俳優並みに大事な仕事をやってのけていると思います。昼なのか、夜なのか、過去なのか、現在なのか、そういった時間を操り、狭い部屋なのか、大草原なのかといった場を作り出し、また悲しい、恐ろしい、楽しい、嬉しいなど感情を表すことまで照明はできるのです。


そういった舞台照明は、蛍光灯みたいに上からペッと照らして、ちょいっと色つけたらいいわけではありません!全く!

何種類・何灯もの灯体(光を出す機材一つ一つのこと)を組み合わせて、上からも前からも横からも時には後ろや下からも光を当て、様々な色を掛け合わせることでやっと、繊細な表現を可能にしているのです。まさに空間を作り出す光のアートと言えます。

さらに空間を作り出すだけではなく、その空間に入っていく役者さんの見え方、光の効果なんてのを考え始めたら……照明の奥深さ、少しでも感じていただけたでしょうか?

Yuki Togo

至誠にして動かざる者は未だ之れ有らざるなり ー孟子・吉田松陰ー

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